第6回 3月10日(日)
フィンランド『フィンランドのかたちに触る』
北欧5ヶ国の音楽と文化をご紹介するシリーズの第6回はフィンランドを取り上げます。フィンランドというとムーミンのイラストやマリメッコなどのテキスタイル、アラビアの陶磁器を思い浮かべる方も多いはず。いずれもデザイン性に優れ、明るい色使いが特徴です。フィンランドは他の北欧4国とは民族が異なり、しかも周辺の国々に支配されるという苦難の時代を経て、独自の文化を開花させています。第1部ではシベリウスを始めとするフィンランドのピアノ作品をヘルシンキで学ばれた飯田佐恵さんにご紹介いただきます。第2部では建築やデザインファンには垂涎の、フィンランドを代表するインテリアブランドArtek社のA.アイリンピエティさんにアアルトの作品を含めたフィンランド・デザインの魅力についてお話いただきます。
第1部 『北の国のバラード』
ピアノ演奏 飯田佐恵
シベリウス:カプリス op.24−3
シベリウス:ロマンス op.24-9
シベリウス:5つの小品 op.75「樹」
ノルドグレン:「小泉八雲の怪談によるバラード」より「雪女」
ラウタヴァーラ:村の音楽師op.1
プロフィール 飯田佐恵
昭和音楽大学卒業、同専攻科修了。フィンランド政府奨学金等を得て国立音楽院シベリウスアカデミーに学び、2003年音楽博士号取得。在学中パリ国立高等音楽院に交換留学生として学んだ。01年東京津田ホールでのデビュー・リサイタルは各誌に好評を得た。フィンランドではオウルンサロ音楽祭、ムジカ・ノヴァ・ヘルシンキ音楽祭等、各地でリサイタルの他、室内楽奏者としても演奏。帰国後2007年、08年、11年東京でのリサイタルも好評を得た。これまでに後藤富美雄、後藤育慧、リーサ・ポホヨラ、ブリジット・エンゲラーの各氏に師事。現在、昭和音楽大学・同短期大学部講師、同附属音楽・バレエ教室講師。日本演奏連盟会員、全日本ピアノ指導者協会正会員、日本シベリウス協会運営委員。
第2部 『北欧モダンの先駆者アルテック』
お話 アンニ・アイリンピエティ(Artek東京オフィス)
20世紀を代表する建築家・デザイナーのアアルトらが1935年に設立したアルテックはアートとテクノロジーの融合をコンセプトに、モダンな北欧家具を世に送り出してきました。アルテックの歴史やコンセプト、代表的な商品のご紹介や、実際に代表的なスツール椅子に触れていただくことで北欧デザインの魅力をお伝えします。
プロフィール アンニ・アイリンピエティAnni Ailinpieti
アルテック アジア&オーストラリア エリアマネージャー。フィンランド・ノキア市出身。1999年来日。イギリスと日本の大学、大学院で日本語、経済学を学ぶ。2006年アルテックに入社。現在はアルテック東京オフィスを拠点にアジアとオーストラリアのエリアマネージャーとして活躍。
会場 カワイミュージックスクールレプレ新宿
各回 13:30~15:00
参加費 3,150円(ティータイム&楽しいおみやげ付)
*40名限定
主催 カワイミュージックスクールレプレ新宿
企画協力 株式会社ノルディックカルチャージャパン
協力 Artek東京オフィス
後援 フィンランド大使館、日本シベリウス協会
お申込み カワイミュージックスクールレプレ新宿
TEL 03-3379-2388 / lepre-shinjuku@music.kawai.co.jp