[単訳] アルネ&カルロス 北欧のガーデンニット ~ノルウェーの庭から生まれた36のてづくり
アルネ&カルロス 著 井上勢津 訳 日本ヴォーグ社 2013年8月 ISBN 9784529052184私がアルネ&カルロスの本「クリスマスボール」と出会ったのは2011年9月。この本が前年にベストセラーになったことなど全く知らず、オスロの手芸店で一目ぼれ。この10年近く、日本でノルウェーのクリスマスを紹介してきた私にとって、どうしても翻訳したい1冊となりました。でも翻訳するためにどうして良いのかわからず、いつもの無鉄砲な突撃を開始。アルネ&カルロスに「翻訳したい!!」と直談判し、ノルウェーに彼らを訪ねたのが2012年4月。そして2012年12月にはプロモーションのために彼らを招聘し、2013年8月に日本ヴォーグ社から最初の翻訳本『北欧のガーデンニット』が出版されました。当初は「翻訳するのは絶対にクリスマスボールの本」と思っていたのですが、彼らと出会い、何度か一緒の時間を過ごすうちに、書籍で紹介される作品を通して彼らのことを伝えられるのであればどの本でも良いと思うようになっていました。人と共に生きる、自然と共に生きる―そしてそこから作品をうみだす。この創造性はとぎ澄まされた感覚と最高級の知に裏打ちされています。彼らの飾らない人柄や愛くるしい作品、スローライフという言葉に代表される彼らの暮らしだけではなく、彼らの「生」への厳しさ、強さを感じとっていただければ幸いです。 |