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[共著] ケースに学ぶ音楽療法I

阪上正巳、岡崎香奈 編著
岩崎学術出版社
2017年4月
ISBN 9784753311149

音楽療法の事例研究(ケーススタディ)書籍にお誘いをいただき、ノルウェーの音楽療法コースでの修了論文で取り上げた事例を新たにコミュニティ音楽療法の視点に立って書き直しました。

[共訳] アルネ&カルロスのあみ人形
~クローゼットはお気に入りの洋服でいっぱい

アルネ&カルロス 著
西村知子、井上勢津 訳
日本ヴォーグ社
2014年5月
ISBN 9784529053037

アルネ&カルロスの2冊目の翻訳本です。すべての人形はひとつの基本型でできており、髪の毛や眼、肌の色を変えるだけで、全く違う個性の人形が出来上がります。洋服も基本形からのアレンジで、様々なシーンが想定されています。見ているだけでも楽しい、アルネ&カルロスの魅力満載の1冊です。

[単訳] アルネ&カルロス 北欧のガーデンニット
~ノルウェーの庭から生まれた36のてづくり

アルネ&カルロス 著
井上勢津 訳
日本ヴォーグ社
2013年8月
ISBN 9784529052184

私がアルネ&カルロスの本「クリスマスボール」と出会ったのは2011年9月。この本が前年にベストセラーになったことなど全く知らず、オスロの手芸店で一目ぼれ。この10年近く、日本でノルウェーのクリスマスを紹介してきた私にとって、どうしても翻訳したい1冊となりました。でも翻訳するためにどうして良いのかわからず、いつもの無鉄砲な突撃を開始。アルネ&カルロスに「翻訳したい!!」と直談判し、ノルウェーに彼らを訪ねたのが2012年4月。そして2012年12月にはプロモーションのために彼らを招聘し、2013年8月に日本ヴォーグ社から最初の翻訳本『北欧のガーデンニット』が出版されました。当初は「翻訳するのは絶対にクリスマスボールの本」と思っていたのですが、彼らと出会い、何度か一緒の時間を過ごすうちに、書籍で紹介される作品を通して彼らのことを伝えられるのであればどの本でも良いと思うようになっていました。人と共に生きる、自然と共に生きる―そしてそこから作品をうみだす。この創造性はとぎ澄まされた感覚と最高級の知に裏打ちされています。彼らの飾らない人柄や愛くるしい作品、スローライフという言葉に代表される彼らの暮らしだけではなく、彼らの「生」への厳しさ、強さを感じとっていただければ幸いです。

[単訳] わたしだって、できるもん!

リンダ・リッレヴィーク 文
シェル・オーヴェ・ストールヴィーク 写真
井上勢津 訳
深海久美子 手話監修
村越陽菜手話 イラスト
新評論
2009年1月
ISBN 9784794807885

国連開発計画(UNDP)による人間開発指数(平均余命や生活水準などを総合的に分析し、各国の生活の質や発展の度合いを測る指標)で常にトップにあり、「世界で最も暮らしやすい国」と言われるノルウェー。北海油田からの収入や高い税率を背景に、全世代を包摂する充実した福祉、男女共同参画社会が実現されています。しかしノルウェーの豊かな社会を支えているのは豊富な資金力だけではありません。その根底には共生の理想を実現させていこうという人々の強い信念があるのです。それではノルウェーの人々が理想とし、実現した社会とはどのような社会でしょうか? 社会的に弱い立場に立たされた子どもや障害者の暮らしを見てみることで、この問いへのひとつの答えを得ることができそうです。本書はノルウェーで大反響を呼んだ、ダウン症の少女クリスティーネの成長を追いかけた3冊の写真絵本(Klart jeg kan!、Klart vi tor!、Skoleklart!)を1冊にまとめ、翻訳したものです。ダウン症のお子さんをお持ちのご家族、障害者福祉に携わる方々、北欧社会に関心を持たれている方々はもちろん、クリスティーネの太陽のような笑顔に会ってみたいと思われた方々にもぜひお読みいただきたい1冊です。

[共訳] 文化中心音楽療法

ブリンユルフ・スティーゲ 著
阪上正巳 監訳
井上勢津、岡崎香奈、馬場存、山下晃弘 訳
音楽之友社刊
2008年5月
ISBN 427612252X

世界的に注目されるノルウェーの俊英、スティーゲの中心的著作。文化が人間存在にとって不可欠であるという前提のもと、音楽療法という学問領域のための理論的、メタ理論的視点を探求し発展させようとする意図を持つ。文化中心的視点は統合的であり、心理学的、社会学的、あるいは生物学的視点を排除しないこと。また、学問としての音楽療法は、医学や心理学によってのみ情報を与えられるのではなく、社会学や人類学、民族学や行動分析のような研究アプローチによっても情報を与えられること。さらに、新たな可能性として、量的アプローチと質的アプローチが互いに情報を与え合い、サポートし合う可能性について論じる。実証研究や臨床研究が先行する、わが国の学問領域にとって、音楽療法そのものの理論的基盤を問う、本書翻訳の意義は高い。

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コラム執筆

明石書店/ノルウェーを知るための60章 (エリア・スタディーズ132)


*コラム「ノルウェーの音楽療法」担当